銀行おまとめローンの手数料とは?
銀行おまとめローンを行うには、手数料というものが大きなポイントになることがあります。
申し込みや解約の手間だけがかかって、なにも得をしなかったということにならないようにしなければいけません。
借金というのは、最終的にどれだけの額を返済するのかという総額が重要になります。
それは借りた額に利息分と諸経費を足したものになります。
実際におまとめローンを行ったときのことを例にして手数料の問題について考えてみると、まずは新しい借り入れ先に申し込みをして、それまでの借り入れ先には中途の一括での返済をすることになります。
そのときに、新規の申し込みのための手数料が発生したり、中途での繰り上げ返済のための手数料が発生したりするのです。
その結果、全額返済における利息分の差と変わらない額を諸経費として支払うことになってしまうケースもあるということなのです。
ですから、単純に金利の低いところにおまとめをするということではなく、そのためにかかる費用についても調べておく必要があるのです。
特に、住宅ローンでは中途での繰り上げ返済に対して高い手数料を設定していることがあるのです。
そういったところが借り入れ先になっているケースでは、無理に移しかえて損をしたということにならないように注意しなければいけません。
かならず、すべての費用を含んだ総額を比較しましょう。
なかでも、住宅ローンを組んだときにはいろいろと諸経費が発生します。
抵当権を再設定する手続きが必要になるので、新しいローンを組みなおす際にも、印紙税や登記手数料、保証料などが再度必要になってしまうのです。
これらの諸経費というのは、多ければ50万円を超えることもあります。
そのぶんを利息分の差と差し引きをしてプラスかマイナスかを考えましょう。
プラスでも大きな額が期待できないのならば、無理をして移行する必要はないのです。
このように、自分にとって得となる銀行おまとめローンを実行するには、手数料といった費用についても頭に入れておかないと、最終的な部分で損をしてしまうこともあるのです。
ローンの内容というのは、必ず説明を受けたり書面によって提示されることになりますが、細かい部分までは見ていないことも多くあります。
けれども、これから検討しているという人は、中途での繰り上げや一括での支払いの際の手数料についても確認しておくようにしましょう。